1月2日!

改元・代替わり・年始など、
ものごとがあらたまった節目に、
天皇に文書を奏上するという平安時代の宮中における、
「吉書の奏(きっしょのそう)」という行事がルーツの書き初め。
その書き初めは、
1月2日に行うのが現在では一般的になっていますが、
書道や茶道、三味線などのお稽古ごとは「1月2日から習い始めると上達する」と言われいて、
この日を初稽古の日とする習い事は多いようです。
平安時代の「吉書の奏」は、
単純に縁起の良い日を選んで行われていたそうですが、
室町時代の「吉書始め」は、1月2日に大々的に行われていたので、その日にもちなんでいるそうです。
ということで、
私の憧れの安達春汀先生(刻字)と、
三次高校の同級生の龍口恵以子先生(生け花)の2022年「寅年」の作品です。
書:安達春汀  「虎」

書:安達春汀  「寅」
生け花:龍口恵以子